北朝鮮 トランプよりも先を進む安倍政権

 日本のマスメディアの米国のトランプ次期大統領についての報道は、不安と根拠のない希望ばかりだ。その中には、トランプの人種差別主義への危惧もある。移民国家である米国が白人以外の人々を排斥するならば、社会の分裂だけでなく破たんへの道をたどるのは必然だ。

万景峰号
制裁により日本へ入国できず、元山(ウォンサン)に係留されたままの「万景峰92号」(2016年5月29日撮影)

 しかし、米国を心配している場合ではない。すでに、日本社会はとんでもない状況に陥っている。一昔前には考えられなかったヘイトスピーチは今や珍しくなくなり、行政は朝鮮学校への差別措置を平然と実施している。

 こうした民族排外主義のまん延は、第1次安倍政権の時から顕著になった。拉致事件を起こした北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への徹底したバッシングで首相になった安倍晋三。

 北朝鮮に対する異常で陰湿な敵視政策を推進し、拉致問題を含む日朝間の急がれるさまざまな重要課題の解決を困難にさせてしまった。また北朝鮮だけでなく、韓国・中国までバッシングする日本社会の雰囲気を定着させた。

 民族排外主義を信奉する最高権力者として、トランプよりも先を進む安倍政権。その御先棒を担いできたマスメディアは、人の振り見て我が振りを正すべきだ。

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プロフィール

こだわりジャーナリスト

Author:こだわりジャーナリスト
フリーランスのジャーナリストとして長年にわたりさまざまな取材を行い、数多くのメディアで発表してきました。
海外取材は200回近くで、そのうち北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へは数十回です。現在、年1~3回の訪朝をしています。
掲載写真は、引用先が非表示のものは筆者撮影です。なお、このブログに掲載している映像と文章は日本の「著作権法」と国際的な著作権条約で保護されており、無断使用はできません。転載を希望される場合は、事前にご連絡ください。

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