北朝鮮 ライトアップされた高層アパートと行き交う人びと

 『週刊金曜日』2018年7月27日号(同日発売)の表紙に、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌(ピョンヤン)で今年6月30日に撮影した黎明(リョミョン)通りの夜景を掲載する。

180727金曜日表紙

 黎明通りは、昨年4月の金正恩(キム・ジョンウン)委員長によるテープカットの取材から何度も訪れていた。暗くなってライトアップされた高層アパートが立ち並ぶようすを、すぐそばで撮影することを計画。近くの飲食店で、外の明るさを見ながら待機した。

 停車するために、アパートの裏側へ車がゆっくりと入っていくとたくさんの人が行き来していた。アパートの1階には、商店の色の異なる明かりが並ぶ。車から降りて表通りへ移動すると、職場や学校から帰宅する人たちがあわただしく行き来している。お年寄りが、部屋から持ってきたであろう小さな椅子に座り、そのようすを眺めている・・・。

今まで平壌や地方都市の住宅地でこうした生活感のある光景を何度も見てきたが、70階建ての最新アパートでも同じであることに少し驚いた。緩やかであっても、国内経済を着実に発展させていることを強く感じさせられる光景だ。

黎明通り夜景
黎明通りの夜景(2018年6月30日撮影)

 国連安保理と日米韓による厳しい制裁を受けながらも、街を走る車の量に変化はなく、市内の主要施設での大規模なライトアップは今も続いている。他国に依存しない「自力更生」政策が、制裁に耐えられる社会にしたようである。
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フリーランスのジャーナリストとして長年にわたりさまざまな取材を行い、数多くのメディアで発表してきました。
海外取材は200回近くで、そのうち北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へは数十回です。現在、年1~3回の訪朝をしています。
掲載写真は、引用先が非表示のものは筆者撮影です。なお、このブログに掲載している映像と文章は日本の「著作権法」と国際的な著作権条約で保護されており、無断使用はできません。転載を希望される場合は、事前にご連絡ください。

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