米国議員が北朝鮮への「先制攻撃反対」

 5月23日、「国連安全保障理事会」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開いた。日本や米国は制裁強化を主張したが、対話の必要性を強調する中国とロシアは消極的姿勢を示した。

ロケット模型
ロケット模型が飾られた「金日成(キム・イルソン)花」の展示を見る人々(2017年4月16日撮影)

 韓国「聯合通信」(5月25日付)によれば、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使としてロシアを訪れた国会議員らは24日、プーチン大統領と会談した。プーチン大統領は、北朝鮮の核問題は戦争では解決できず制裁は限界があるとし、対話での解決を強調。6カ国協議の再開や米朝直接対話を提起したという。

 また23日には、米国の民主党議員64人がトランプ大統領に対し、北朝鮮への先制攻撃に反対し直接対話を求める書簡を発表。北朝鮮へ攻撃すればその反撃で、韓国人の3分の1、韓国の米軍兵士3万人近くと米国人10万人以上が危険にさらされると指摘している。

 戦争の一歩手前というところまで事態が悪化する中で、圧力一辺倒では北朝鮮の核・ミサイル開発を止めることが出来ないことが明確になった。そのため、さまざまなところから対話での解決を探る動きが活発になってきた。

 日米韓の中で、安倍政権による極端な北朝鮮敵視政策の異常さが浮き立ってきた。北朝鮮の核ミサイルで狙われている米国でさえ対話を求める大きな動きが出ているにもかかわらず、日本ではそうした声はほとんど聞かれない。「共謀罪」にもみられるように、日本は戦前と同じような状況へと着実に突き進んでいる。

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プロフィール

こだわりジャーナリスト

Author:こだわりジャーナリスト
フリーランスのジャーナリストとして長年にわたりさまざまな取材を行い、数多くのメディアで発表してきました。
海外取材は200回近くで、そのうち北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へは数十回です。現在、年1~3回の訪朝をしています。
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